YOX-Project

雑記帳です。
主に PC やゲームの事について、まとめて行きます。
Steam での配信について Vol.3 - 本配信
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    今回は、Greenlight 通過後から本配信までの出来事の話です。

    SDK などのテクニカルは部分は NDA に抵触する為、書けないのですが、
    管理画面なども非常によく出来ていて、開発環境は好印象です。
    「プログラマー寄りの人が作ったプラットフォーム」 という感じですね。

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    ★ 実装した機能: アチーブメント (実績、トロフィー)

    iOS 版の Game Center で実装済みだった為、プログラム側の対応のみで済みました。

    Game Center は、使っていないユーザーがとても多い印象があります。
    対して Steam のアチーブメントは、
    コンプリートする為の情報交換が 『BAD END』 のフォーラムでも行われていたりして、
    確実に活用されているのが嬉しかったです。

    また、何割のユーザーがアチーブメントをアンロックしたかも分かりますので、
    多くの人が最後まで辿りついていたのも嬉しかったところですね。

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    ★ 見送った機能: Steam トレーディング カード

    いわゆる 「ゲームを買うゲーム」 ですね。
    「カードを集めてる暇があったら、積んでるゲームをプレイしろ」 という意見も多く、
    賛否両論があるシステムです。

    『BAD END』 のフォーラムでも議論されていたのですが、
    個人的には不要だと思っている為、対応は見送りました。
    時間的な余力が無かったというのもあります。

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    ★ アップデートで対応する予定の機能

    ・クラウド セーブ
    ・Mac 版
    ・ゲームパッド サポート

    上記はそのうちアップデートで対応する予定ですが、
    ニーズが少ないこともあり、初版では時間的な都合から見送りました。

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    ★ レビュー依頼

    リリース直後には、多くの YouTuber から
    「レビューするからソフト (Steam キー) をくれ」 というメールが届きました。

    全部に対応してたらキリがないというのもあり、
    うちの方針としては 「すべて無視」 としました。

    余談ですが、世の中の流れ的には、

     「紹介してやるから、ソフトをタダで寄こせ」
       メディア > ユーザー > 配信業者 >= 制作者

    になっている感がありますが、

     「ソフトを買ったら、配信の許諾を出してやってもいい」
       ユーザー > 配信業者 >= 制作者 > メディア

    というのが、著作権的にも健全なパワー バランスだと思っています。

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    ★ レビュー依頼 2

    レビュー依頼のバリエーションとして、
    「うちの Steam コミュニティーで紹介したいからソフト (Steam キー) をくれ」
    というケースも何件かありました。

    中には結構なユーザー数がいるコミュニティーもあり、
    真っ当な紹介をしてくれそうと思って少し配布してみたのですが……
    残念ながら紹介されませんでした。

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    ★ 支払

    App Store や Google Play との違いは、
    売上がドル (USD) で送金されてくる為、
    毎月、銀行から電話がかかってくるのが面倒なぐらいでしょうか。

    ドル建ての口座に変更すれば回避はできそうですが、一長一短ですね。

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    最後に、時期などはまだ未定なのですが、
    うちからリリースしている
     『姫君は優雅に推理する
     『スターズ★ピース
    も Steam へ持って行くことを目標に、今年は大きなアップデートを予定しています!
    | yox-project | ゲーム制作 | 00:00 | comments(55) | - | - | - |
    Steam での配信 Vol.2 - Greenlight での余談
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      初めての Greenlight ということもあり、慌ただしい体験でした。
      今回は、その時の余談です。

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      ★ ユーザーからのコンタクト

      Steam のアカウントですが、デバッグなどの事を考えると、
      切り替えが面倒ではありますが、
      普段使用しているアカウントとは別にした方が良いです。

      で、私は開発用アカウントで Greenlight の投票を見守ったのですが、
      ゲームを気に入ってくれたユーザーからフレンド申請が来たり、
      チャットでいろいろ質問されたりしました。

      やっぱりユーザーからコンタクトがあるのは嬉しいですね。

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      ★ そこから一歩進んで

      Greenlight にゲームを出しているクリエイターは、
      少しでも票を多く集めたいという心情だと思いますので、
       「お前のゲームに Upvote したよ。よかったら俺のゲームも見てくれ。」
      という様なやり取りもありました。

      「よく出来ているな」 と感心したタイトルも多かったですが、
      内容の良さと獲得票は必ずしも一致しないのが興味深いところです。

      私自身は、好きなジャンルのゲームを作るのが一番だし、
      そうでなければ作る意義もないと思っていますが、
      仮に FPS を作ったとしたら……
      おそらく、『Call of Duty』 などの AAA タイトルと比較されるのは避けられないでしょう。

      オリジナリティー (独自性) かクオリティー (品質)、
      そのどちらかで勝負する必要があると思います。

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      ★ さらに一歩進んで

      クリエイターからの売り込みも数件ありました。

      出している側は、
       ・投票の経過
       ・仮に通過した場合の制作スケジュール
      などで頭の中が一杯だと思いますので、
      話は伺ったものの、Greenlight での売り込みは難しいのではないかと思いました。

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      これらすべてに、英語で応対しました。
      私の英語スキルは、
       ・「読む・聞く」のは問題ないレベル (自称ですが……)
       ・「書く・話す」のはかなり怪しいレベル
      ですので、正直なところ、かなりの時間を取られました。

      「その分の時間を制作に回したい」 というのも真っ当な考えだと思いますので、
      割り切って 「フレンド申請以外は全部無視する」 というのも一つの手だと思います。


      ※ 次回、配信後の話に続きます
      | yox-project | ゲーム制作 | 00:00 | comments(1) | - | - | - |
      Steam での配信 Vol.1 - Greenlight
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        Steam Greenlight とは?

        ユーザーの投票 (Yes, No の 2 択) で高い評価を獲得したタイトルについて、
        Steam の運営会社である Valve が精査した上で、Steam 上で発売する権利を与える
        というシステムです。

        いずれ廃止されるとの話もありましたが、今のところは続いています。

        既に知名度や実績のあるタイトルに関しては、
        Greenlight を通さずに、Valve と直接契約するのが普通です。
        この場合、法人格が必須になります。


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        ★ Greenlight の知名度

        Greenlight は入口が非常に分かりづらいところにある為、
        大半の Steam ユーザーは存在を知らないと思われます。

        ゆえに、コアなインディゲーム ファンが投票する場と言えます。


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        ★ どれぐらいの数字が必要なのか?

        参考事例の1つとして、『BAD END』 の時の数字を挙げておきます。


        ※ 通過する前日のスクリーン ショットです。

        数字に関してはあくまで目安で、判断するのは Valve 次第です。
        時期によっても異なると思います。

        ・常時 1,700〜1,800 タイトルがエントリーしている。
        ・その中の上位 50〜100 位ぐらいに入れる力量が必要。
        ・約 2,000 票の Yes が必要。

        『BAD END』 の場合、
         ・20〜30 位ぐらいに定着。
         ・約 2,000 票の Yes を獲得。
         ・Yes は 55% ぐらい。
         ・ちょうど 2 週間で通過。
        でした。


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        ★ 重要なポイント

        1) 英語で
        Greenlight の投票に来るユーザーの大半は、
        英語圏のユーザー、もしくは、英語が使えるユーザーだと思われます。

        複数の言語でプレゼンするのは有効だとは思いますが、
        『BAD END』 では、費用対効果の面から英語のみで行いました。


        2) スタートがすべて
        エントリーした直後、本当に数分後にユーザーがなだれ込んで来ます。
        その後 2, 3 日で大きく票が伸び続けた後、
        1 週、2 週と緩やかにフェード アウトしていくイメージです。

        「とりあえずエントリーして、後で対応する」 という暇はありませんので、
        事前にすべての準備をしておく必要があります。


        3) モバイルからのベタ移植作はお呼びでない
        「ベタ移植 = ネイティブでない = プラットフォームに最適化されていない」 という意味です。

        まず、「mobile」 という単語だけで避けられました。
        『BAD END』 は、「ゲーム内でモバイル ADV をプレイする」 という設定の話なのですが、
        このモバイルという言葉が未プレイでは誤解を招きやすいようで、
        ユーザーには直接コメントで補足説明しました。

        私を含め、そもそもは、
        解像度やフレーム レートなどの点で PS4 や Xbox One では物足りないので PC、
        というユーザーも多々いるプラットフォームですので、当然と言えば当然ではあります。


        4) 本当に発売できるのか?
        Greenlight に出す側の一番大きな落とし穴がこれだと思います。

        ゲームの雰囲気、内容の魅力をアピールするのは当然なのですが、
        現状の Greenlight の大きな問題点の一つに、
        「選出されたが発売されないタイトルが多い」 という事実があります。

        日本語のままのゲームを見せても、「本当に英語対応になるのか?」 と思われますし、
        未完成すぎるゲームを見せても、「本当に完成するのか?」 と思われてしまいます。

        『BAD END』 の場合、ちょうどスマホ版の英語版が一段落し、
        プロモーション ムービーと PC 版の体験版も作った後で、
        タイミングの良さもありました。


        ※ 続く
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        『BAD END 【プレイした者は死ぬ】』
        http://www.yox-project.com/jp/adv_ppp/titles.htm#bad_end
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        スターズ★ピースの感想
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          【1周目を終えて】
          話の内容に関しては、ほぼ予備知識無しでプレイしたのですが、
          登場人物みんなが個性を持っていて、すごく面白かった!
          「嫌な奴だと思っていたけど、話してみるといい奴だった」的なリアリティーも良かったです。

          『スターズ★ピース』に限らず、ちょっと気になったゲームであっても、
          何かしらのキッカケが無いとプレイできないことが多いと思いますが、
          このゲームを既にプレイされてる人は相当な目利きだな、というのも率直な驚きでした。




          【止め時が難しい】
          プレイすると分かるのですが、
          このゲームはシーンが細かく区切られていて、かなりプレイを中断しやすいです。
          でも先の話が非常に気になる……それ故にプレイをなかなか中断できない、
          そんなゲームでもありますね。

          寝る前にプレイしていたので、時折、明日の仕事のことが脳裏に浮かんで、
          時計の表示機能がちょっと欲しいと思ったくらいです。
          参考までに、私のクリア タイムは 18.5 時間ほどでした。




          【ゲーム開発者として】
          私自身のことになりますが、
          日頃から 「ゲームは自由でなければならない」 と思っていて、
          「短編でないとダメ」、「長編でないとダメ」 という類の、
          枠を狭めてしまう考えは一切持ち合わせていなかったりします。

          その前提で、このストーリーの長さでこの中だるみが無さはすごいと感じました。

          余談ですが、リリース前にワード数 (= 文字数ではなく台詞の数) を数えたのですが、
          60000 ワードを越えていました。




          【パブリッシャーとして】
          私たちが口を出すことによってゲームが別物になってしまうことは避けたいですので、
          「ゲームの内容に関しては一切関与しない」 というルールを設けているのですが、
          この点はうまくできたと思っています。

          もちろん、高速化などテクニカルの部分に関しては全面的に協力させて頂いています。




          【続きは……】
          真のエンディングに辿りつけた後に、あらためて感想を書こうかと思います。




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          『スターズ★ピース 恋愛応援⇒友達獲得ケーカク』
          http://www.yox-project.com/jp/adv_ppp/titles.htm#sp_plan
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